
令和4年度は、新たな「JA北大阪中期3カ年計画」の実践を開始する年度にあたり、「選択と集中」の経営理念に基づいて、これまで取り組んでまいりましたJA自己改革関連事業のうち、JAの経営基盤の確立にとって有用な事業を選択し、それに人的・物的資源を集中させていくための施策を講じる初年度となります。
昨年6月に政府が閣議決定した規制改革実施計画には、農協が組合員との対話を通じて自己改革を実践していくための「自己改革実践サイクル」を構築し、それを農林水産省が指導・監督するという仕組みが盛り込まれ、「自己改革実践サイクル」の具体的な内容として、①農業者の所得向上につながる実績を判断するための数値目標の設定、②中長期の収支見通しについてのシミュレーション、③准組合員の意思反映および事業利用についての方針の策定が提示されています。
そこで、当JAは、以上のような国の計画に従い、収支シミュレーション等を明示した新たな「JA北大阪中期3カ年計画」と、中期3カ年計画に基づいて、内部統制による適正手続きの遵守を前提としつつ、農業協同組合として本来取り組むべき「農業」という原点に戻り、以下の事業目標を達成するために必要な費用を計上した単年度事業計画を策定いたしました。
令和4年度におきましても、当JAは、正・准組合員の皆様のご意見を反映させながら、これまで以上に地域の皆様に必要とされるJAを目指し、「地域と歩むJA北大阪」をコンセプトに総合事業を展開してまいります。

重点実施項目
- 持続可能な大阪農業の振興
- 組合員・地域住民のJAへの参加・参画に向けた環境づくり
- 将来の環境変化を踏まえた経営基盤の確立
- JAの組織・事業・経営を支え活躍する「人」づくり
- 広報活動の強化によるJAの魅力発信
〈単年度事業目標〉
- (1)信用事業 貯金残高・貸出金残高につき、期首残高の維持
- (2)経済事業 米および米加工品の販売高につき、前年度期末より3.8%の上乗せ
- (3)共済事業 保障契約高につき、期首保有契約高の維持