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 11月19日(月)、株式会社NTTドコモ関西支社と株式会社ドコモCS関西を本店に迎え、自己改革として進めている実験施設の環境制御等へのICT・IoT導入に関する協定を結びました。
 NTTドコモは、当JAの法人組合員である株式会社ジェイアグリがグローバルGAPを取得した高床式砂栽培施設と南支店敷地内に設置している人工光型植物栽培コンテナを視察しており、これらの施設が同社が進める農業分野へのICT・IoT導入の提案にマッチするものと考えました。
 株式会社ジェイアグリの所有する高床式砂栽培施設では、現在、自動灌水装置や農業用ハウス内外の環境センサー等を設置しているが、新たな環境制御装置の導入等によりパフォーマンスが向上すれば、当JAの営農指導技術とのマッチングにより、スマート農業の広範な普及が期待できます。
 また、現在、当JAが所有する人工光型植物栽培コンテナにも日照代替ライトの自動タイマーや水流調節システムがあり、NTTドコモグループの通信関連技術が有効に作用することが想定できます。
 株式会社NTTドコモ関西支社 関根 聡 法人営業部長は、「JAとの協定は関西支社として初めてであり、我々の提案が、大阪をはじめとして日本の農業の維持に貢献できるならば、非常に喜ばしいことである。」と話されていました。
 木下昭男組合長は、「我々都市農協にできることの一つに、次世代の担い手に対する最新型のスマート農業の提案がある。今回の協定が、農家の高齢化対策と収量管理に基づく農家所得の向上に繋がるならば、都市型農協の存在意義を発信できることになるのではないか。」と話しました。