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 JA北大阪では、10月よりJA茨木市およびJA茨木市の組合員の遊休農地の協力を得て、機能性野菜の栽培実験を開始しました。
農地は、茨木市泉原の中山間地にある畑で、休耕地となっていましたが、JA北大阪からJA茨木市に対し、機能性野菜であるクレソンの栽培実験に使用させてほしいとの提案を受け入れていただき、実現にいたりました。
クレソンは、肉料理の添え物としてよく使われますが、JA北大阪は、このクレソンの摂取に抗炎症作用があるという実証研究に基づき、大阪府立大学と共同研究するための実験栽培場を探していました。
JA茨木市にとっても、この栽培実験場の提案は、遊休農地の解消策の一つとして有効な手段であり、第24回JA大阪府大会決議の重点施策として掲げられている協同組合間協同の実践としても位置付けられることから、今回の提案を受け入れられました。
岡本康夫組合長は、「JA北大阪は、様々な斬新な取り組みを実行しておられるが、協同組合間協同というかたちで我々がその一翼を担えることは光栄に思う。当JAとしても、遊休農地の減少が実現すれば、組合員の農家所得向上につながると考えている。」と話され、木下昭男組合長は、「岡本組合長および組合員の英断により実現したこの協同組合間協同を大切にして、今後も様々な施策をJA茨木市とともに実行していきたい。」と話しました。